
金光学園について
INTRODUCTION
初めての方へ
1分でわかる金光学園
学園の概要
金光学園は、岡山県西部の浅口市にある私立の中学・高等学校(併設型一貫校)です。
男女共学で、大谷寮という学生寮(高校男子のみ)も備えています。
1894年に金光教の教えをもとに創設され、「心の教育」を土台としつつ、合言葉である「人をたいせつに 自分をたいせつに 物をたいせつに」に沿って「学・徳・体」一本の「全人教育」を進めてきました。
教育の特色
今日では「学習」「グローバル教育」「探究学習」「部活動」「行事」などの諸活動を通して生徒のさまざまな力を伸ばし、日本はもとより世界の平和と発展に貢献できる「真に世のお役に立つ人」の育成を目指しています。
高校のクラス編成
高校には難関国立大学への進学を目指す「特別進学クラス」と、勉強はもちろんですが放課後の部活動や行事などへの取り組みの時間を充実させ総合的な力を身に付ける「総合進学クラス」の2種類のクラスがあります。
さらに詳しく
金光学園が大切にしていること
100年以上前から「全人教育」を
行ってきました。

金光学園は、明治27年の創設のころから、金光教の教えをもとに「学・徳・体」一本の全人教育を行っています。
初代校長・佐藤範雄は、「教えとは愛しむ心」「死に学問をするな」と説き、生徒一人ひとりのすぐれた資質を磨くことを大切にしました。
現在も、「心の教育を土台にした人間教育」という教育方針は受け継がれ、生徒一人ひとりが、「人をたいせつに自分をたいせつに物をたいせつに」という合言葉を実践して、本物の生きがいと個性の輝きを得られるよう応援し続けています。
人をたいせつに
自分をたいせつに
物をたいせつに
金光学園第五代校長 佐藤一徳は「千五百分の一にはあらず一分の一なる吾子ぞ愛しまざらめや」と詠み、「生徒も教師も、お互いが「自分自身が一分の一」という自覚を持って、今日一日を大切に生きる」ことを呼びかけました。一人ひとりがかけがえのない存在であり、合言葉の「人をたいせつに自分をたいせつに物をたいせつに」を実践してはじめて「世のお役にたつ人」になれると全人教育をすすめたのです。
校長挨拶

校長 金光 道晴
人が育ち、力が身につき、笑顔がはじける。
中学・高校生活の中で、生徒はたくさんのことを吸収し学んでいきます。
様々な知識、人との接し方、思いやりの心、自分を表現していくこと。すべては未来を切り拓いていく力になります。
金光学園には、日々の学習を中心に部活動、行事、探究活動や各種の海外研修を含むグローバル教育など、生徒が熱中できるものが数多くあり、その様々な経験の中で一歩一歩着実に楽しく伸び伸びと、心の豊かさを育み、確かな学力を身につけ、それが難関大学を含む高い進学実績につながっています。
FEATURE
金光学園の特徴を知る
Q&A
よくあるご質問
金光教は、江戸時代末期に岡山県で開かれた宗教です。
教祖は生神金光大神で、1859年に神からの願いを受け取次(とりつぎ)に専念されることになりました。
神と人との「あいよかけよ」の精神(互いに関わり合い助け合う関係)を重んじ、人々の願いを神に、神の願いを人々に伝える「取次」の働きを教義の中心としています。
浅口・笠岡地域から通う生徒と倉敷市・福山市から通う生徒が多いですが、岡山市や尾道市などから登校している生徒もいます。
多くの生徒がJR山陽線を利用していますが、井原・矢掛、総社・真備、福田・水島・連島の3方面からの生徒は通学バスを利用しています。
高校からも毎年30~40名前後の生徒が入学しています。入学前の3月には1週間程度の進度調整補習を行っています。
この期間に部活動にも加わるなど、4月の新学期に向けて徐々に学校生活へ慣れていくことができます。
高校入学後は学園中からの進学者と同じクラスになりますが、入学直後の1日旅行や球技大会などを通して仲良くなっている様子が見られます。
中学・高校ともに給食はありません。ご家庭から弁当を持参していただくか、食堂を利用することもできます。
また、周辺のコンビニなどで登校前に、購入する生徒もいます。
生徒の”やりたい”を
全力でサポートする先生たち
VOICE
卒業生の声

田中 希莉子
東京大学 教育学部(文科三類)
金光学園で学んだ合言葉を実践していきたい
金光学園在学中の6年間、国際交流クラブに所属していました。コロナ禍で海外研修などができなかった期間も、クラブのメンバーや先生方と相談しながら国内外からの留学生との交流を続けることができました。いちばん印象に残っているのは、コロナ禍でアルバイトなどがなくなり生活が苦しくなった留学生たちに食糧支援をしたことです。「野菜や缶詰などの食べ物もうれしいけど、日本のコミュニティが留学生を支えてくれる気持ちがうれしい」と喜んでくれて、私もメンバーもとてもうれしかったです。これからも、金光学園で学んだ合言葉「人をたいせつに 自分をたいせつに 物をたいせつに」を実践していきたいです。

山本 伊織
慶應義塾大学 法学部 政治学科
金光学園で新たな自分を見つけて欲しい
入学して良かったと心から思えた6年間でした。日々の学校生活はもちろん、課外活動や探究活動では時に壁にぶつかりながらも先生を始めとする多くの学園関係者のおかげですべてやりきることができました。またその経験と先生方の素晴らしいサポートを活かし、第1志望校合格までたどり着くことができました。金光学園は生徒、先生、保護者、卒業生までもが強いつながりを持っており、様々なことに全力で挑戦できる環境が整っています。皆さんもぜひ金光学園だからできること、自分だからできることに挑戦して、新たな自分を見つけて欲しいです。

竹内 煌瑛
筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類
多くの先生方がサポートしてくれる
私は学校推薦型選抜で合格しましたが、推薦入試では先生方の支えがとても大きかったと感じています。入試内容は小論文とビブリオバトルでした。小論文はグラフや図から内容を読み取るグラフ型で、過去問や同じ形式の他の大学の問題を解いて先生に添削してもらいました。受験日一週間前には下校時刻18時を過ぎても、添削につき合っていただきました。金光学園は先生の転勤がないため、先生同士の結び付きが強く、多くの先生方がサポートしてくださいます。私は金光学園の献身的なサポートが他の学校にはない良い点だと思っています。

丸本 芽生
神戸大学 国際人間科学部 子ども教育学科
人とのつながりのたいせつさを学べる学校
金光学園は人とのつながりのたいせつさを学べる学校だと思います。先生方は生徒一人ひとりに気を配り、勉強や友人関係など様々な相談にのってくださいました。自分のことのように一緒に悩み、喜んでくださる先生方が自分にとっての大きな支えとなったと思います。また、授業は真面目に取り組み、行事は全力で楽しむ友人、どの場面でもコツコツと努力するクラスメイトの姿が自分を成長させてくれたと思います。金光学園での6年間は、自分にとってかけがえのないものでした。皆さんもぜひ金光学園で素敵な仲間と一緒に学校生活を楽しんでください!

南 陽菜乃
神戸大学 経営学部
生徒に寄り添い愛情深く指導してくれた
私は、金光学園ほど先生方が生徒一人ひとりに寄り添い愛情深く指導してくれる学校はないと思っています。高校3年の受験期には、特にお世話になりました。多忙なはずなのに、私一人のために授業の合間をぬって、何時間も熱心に指導してくださった先生方には感謝してもしきれません。私は中高6年間一度も塾に通いませんでしたが、そんな私が志望校に合格できたのは金光学園で素晴らしい先生方に出会えたからだと強く感じています。これから入学される皆さんも、ぜひ素晴らしい先生方に囲まれた学校生活を送ってみてください。

岸本 康平
九州大学 文学部 人文学科
切磋琢磨できる友人たちと出会えた
私が金光学園でよかったと思うことは、切磋琢磨できる友人たちに出会えたことです。私のクラスの人数は20人と少なかったのですが、真面目な人が多かったので、みんなの努力する姿に刺激を受けて私も最後まで頑張ることができました。また、私は志望校を決めるのが遅かったために、大学過去問に自分なりに取り組み分析する間もなく、国公立二次試験に臨まねばならなくなりました。しかし、共通テスト後の限られた時間の中で、先生方が私に合わせて教材を用意したり個別添削をしてくださったりと、効率的にサポートしてくださいました。

高橋 真菜
奈良女子大学 文学部
自分にあった環境で切磋琢磨できた
金光学園に通って良かったと思えたことは、6年を通じて学習スケジュールが立てられ、さらに進路に対応したコース選択が可能だったことです。私は部活動をしていなかったため、文武両道を目指す総合進学クラスではなく特別進学クラスを選んだことで勉学に比重を置くクラスメイトと授業を受けることができ、自分にあった環境で切磋琢磨して励むことができました。また、先生と何度も進路について話し合う機会があり、自分がどうしたいのかをしっかりと考えて進めることができました。

山下 劉
岡山大学 法学部 法学科
部活、勉強、行事すべてに集中できる
中高ともに剣道部に所属し、文武両道を目指していました。高校生になると学びの難易度がぐっと増し、苦手な分野や理解できない科目が増えてきましたが、その状況から逆転できたのは、ひとえに先生方が親身に教えてくださったおかげです。特に大学の二次試験対策として、様々な大学の過去問の解説をしていただいたことには感謝しかありません。このように金光学園は部活動で忙しくても、巻き返すことができます。部活、勉強、行事すべてに全力を注ぎたい人にはピッタリの学校です。

中村 南美
岡山大学 文学部 人文学科
金光学園で得た教えと絆を大切に
金光学園は先生が1対1で指導してくださったり、先輩方の話を聞ける機会が多かったりなど、大学受験に関するサポートが手厚く、自分の目標達成に向けて集中できる環境が整っていたので、大学受験を乗り越えることができました。また、ここで得たかけがえのない友人たちとのつながりも大きな財産です。クラスでの何気ない会話や、行事で協力して大きな成果を上げた瞬間、受験勉強中の支えや励ましなど、すべてが大切な思い出となりました。今後も金光学園で得られた教えや絆をたいせつにしていきたいと思います。

坂口 柊
岡山大学 工学部 工学科 情報工学先進コース
教師一丸となって応援してくれる
金光学園は教師一丸となって受験生を応援してくれる学校です。私は参考書や過去問を解いていて疑問を持つことが多かったのですが、いつでも丁寧に教えてくださる先生方のおかげでスムーズに勉強を進めることができました。また共通テストの日には駅や試験会場まで先生が見送りに来てくれたのでリラックスして本番に臨むことができました。この学校は生徒のどんな進路でも全力で応援してくれます。ぜひ後輩の皆さんも受験について困った時には先生に頼ってみてください!

板崎 瑠子
広島大学 歯学部 口腔健康科学科 口腔保健学専攻
努力を支えてくれる環境がある
私自身勉強を本格的に始めたのが、高校3年の春からでした。周りと比べると焦りもありましたが、仲間と切磋琢磨して頑張ることができました。どうしても周りと比べてしまい落ち込むことがあると思いますが、その時は一人で抱え込まずに、手厚いサポートをしてくださる先生方や仲間たちに相談してみてください。きっと良い答えが見つかるはずです。受験期には不安もたくさんあると思いますが、金光学園は努力を支えてくれる環境があります。皆さんも自分のペースで、目標に向かって頑張ってください!応援しています。

城戸 直之
広島大学 生物生産学部 生物生産学科
貴重な体験ができる自由な校風に感謝
友だち、部活動の先輩や後輩、留学生などと会話ができることが、私の毎日の楽しみでした。学園の良さは、先生と生徒との距離が近いところです。先生方は、進路相談では自分の希望を尊重してくださり、授業では余談も交えながら丁寧に指導してくださいました。また、ほつま祭や体育会、海外研修などの行事を通して、地域との交流や異文化体験、他学年と関わる機会が多くあり、勉強以外の貴重な経験ができること間違いなし!! 自由な校風のある学園に感謝しています。
GRADUATE
社会で活躍する先輩たち


渡辺胃腸科外科病院
/ 理事長 院長
渡辺 哲夫 さま
金光学園では真に世の中のお役に立てる人材を育てる教育方針のもと、勉学にクラブ活動に、本当に充実した時間を過ごさせていただきました。
医学の道へ進もうと思ったのは、学園生活の中で何事にも感謝するという習慣が身につき、この学びを世の中に還元できる一番の職種であると考えたからでした。卒業後も、多くの同窓生が活躍している医療、医学の分野で私たち卒業生は強い絆で結ばれています。


岡山済生会総合病院 / 院長
塩出 純二 さま
私は名医とかスーパードクターには全く興味がなく、頼りにされる町医者を目指して医学部に進み、勤務医になりました。現在は管理職の仕事もしつつ、基本は頼りになる臨床医であることは変わらないです。金光学園の「人をたいせつに、自分をたいせつに」というフレーズが原点であったように思います。金光学園で過ごした6年間に出会った恩師や友人の思い出とともに今でもしっかり残っています。


長谷工コーポレーション
/ 会長
辻 範明 さま
金光学園の教えにある「人をたいせつに、自分をたいせつに、物をたいせつに」の言葉のおかげで、私の人間としての幅を広げる事が出来ました。自分自身をしっかり見つめる事、自分に気付く事が一番で、そこに次の成長のヒントがあると思います。


萩原工業株式会社
/ 代表取締役会長
萩原 邦章 さま
私が金光学園を卒業したのはもう半世紀前になります。しかし12歳から18歳まで中学・高校の時間は私の人格形成の元を作ってくれたと信じてやみません。金光学園は126年にもおよぶ歴史で「心の教育を土台にした人間教育」を脈々と継承してきています。私共の萩原工業は人本主義経営の下で大事にしている経営理念「世のため人のために役立つ会社であろう」は、正に金光学園での6年間の教えが根底にあり形成されたものであります。これからも社会貢献に努めたいと思っています。


劇団四季
越智 幸紀 さま
入学当初、親元を離れ友人もいない環境に心細い日が続いていました。そんな私を担任の先生が気にかけてくださり、「文化祭の劇の台本を書いてみないか」と声をかけてくださいました。仕上げた台本を褒めてくださったことが、私の演劇人生の入口となりました。愛情溢れる先生のお心遣いのおかげで私は演劇と出会うことができ、人生が豊かで味わい深いものになりました。皆さんもこの学び舎で生涯大切にできる宝物を見つけてください。


日本オリンピック
委員会副会長
齋藤 泰雄 さま
人生は沢山の出会いを紡いだもの。私にとって金光学園との出会いが出発点でした。国際社会と付き合う中で重要なのは相手に関心と敬意を持って接することです。「人をたいせつに、自分をたいせつに、物をたいせつに」という学園の教えと相通ずるものがあります。外交官として活躍できたのも学園の教えがあったからこそです。現下のコロナ禍は改めてその重要性を認識させてくれます。


株式会社ワコール
/ 代表取締役会長
安原 弘展 さま
県北の出身の私は高校から金光学園に入学しました。 社会科関係の先生にちょっと風変わりな先生がいらっしゃって 「若いうちに都会に出て世間の広さを知りなさい」とおっしゃっていました。京都の学校に進んだのもその影響があったと思います。 現在は世界23の国、地域に会社を持つグループ会社にいますが、中国に9年駐在の経験もしました。 今はデジタルの力で世界中と瞬時につながる時代。どこにいても世界を意識しながら学ぶことができます。伝統ある金光学園で学び、多くの才能が開花していくよう願っています。


エン・ジャパン株式会社
/
代表取締役会長
越智 通勝 さま
金光学園時代に自主性と協調性が培われ、この精神が今も私に活きています。これから社会から求められる人材は偏差値の高い人ではありません。
知的忍耐力も大切ですが、世の中をどう良くしたいかの思想を持つことです。
学生時代はリベラルアーツを広く勉強し、社会人になってからは、誰に役立つ為に何を勉強するか?課題解決するか?の本当の勉強・思索が待っています。金光学園中学・高校でその下地を作ってもらいたいです。


株式会社トンボ
/ 代表取締役会長
近藤 知之 さま
在学当時、寄宿舎や下宿で3年間を過ごしました。15歳で親元を離れ、寂しさや不安でいっぱいでしたが、周囲の方々に支えられ、自立心が育まれました。目標を持って努力する事の大切さを学園の教育で学び、自分のモットーとして「志は高く腰は低く」の精神を大切にしています。自分の将来を描き、出来るだけ高い目標を掲げ努力する。また周囲の人との関わりを常に感謝し、謙虚な態度で接する事を当社の社員にも啓蒙しています。


RSK山陽放送(株)
/ 前社長
桑田 茂 さま
学生生活の中で、最も楽しかったのは金光学園中学・高等学校での6年間だったような気がしています。卒業から何十年もたった今でも楽しかった思い出ばかりが浮かんできます。大学での思い出もありますが、自由な校風の中で数えきれないほどの多くの友人に恵まれ、人間形成の上で一番影響を受けたのが中学・高校時代でした。RSK山陽放送にも学園の先輩が大勢おり、いまでも後輩が多数入社して活躍してくれています。「金光学園の出身だから間違いない」これが、私の口癖です。
VOICE
保護者の声
出会いに感謝
保護者 N.M
金光学園に入学してから、あっという間に6年間が過ぎ去ろうとしています。しかも6年間皆勤を達成できたことを褒めてやりたいと思います。そして、たくさんの事を得ることができた充実したものだったと感じております。
まず、たくさんの出会いです。同級生をはじめ部活動を通して先輩・後輩・先生方とたくさん得ることが出来ました。大学について調べる際には会ったことのない卒業生の方々にまで親切にアドバイス頂けたことに感謝しております。
そして、高校での探究活動においては、自分の興味のあることに積極的に取り組み、「ジブンゴト学会」「岡山県高校生議会」「MY PROJECT AWARD2020中四国SUMMIT」と自ら意欲的に校外発表に参加する姿に成長を感じました。そこで出会った、多くの他県の友達とも今も交流しているようです。
学園生活で、かけがえのない沢山の「出会い」を得ることが出来たことに感謝いたします。娘は、これから自分の夢に向かって第一歩を歩みだそうとしています。夢を叶えるためには、大変な事もあると思いますが、努力をし、元気に頑張って欲しいと思います。
最後になりましたが、金光学園の益々のご発展をお祈りいたしております。
コロナ禍の留学
保護者 T.K
中学の頃から海外に興味を持ち、高校生になってからニュージーランドのホームステイ、オーストラリアの姉妹校での体験などを通じて、留学への夢を持つようになりました。高校1年生の時に、モンゴルからの留学生を受け入れたことにより、留学の気持ちがさらに強くなりました。2年生になって学校からの推薦をいただき、AFSの海外派遣プログラムに応募し、3年生を休学しての約1年間のドイツ留学を決めました。
オランダに近い、北海に浮かぶノルダーナイと言う島に派遣されることが決まり、2月14日に成田からフランクフルトに向かいました。フランクフルトから島まではICEを2度乗り換え、本土からはフェリーボートで約1時間の場所にあり、冬は北海からの寒い風が吹きます。
現地の学校への通学は約4週間、日本とは違う授業を受け、それなりの違いを体験しましたが、コロナウイルスの感染拡大により、ドイツでも国境閉鎖の噂が広がるようになり、急遽帰国することとなりました。3月17日早朝、ノルダーナイ島からフェリーに乗り、フランクフルトまで自力でたどり着いたのは度胸がついたと思います。成田には18日午後到着し、翌日からは日本でも入国規制が始まりました。本当に間一髪とはこのことだと思うと共に、留学の目的は達成できませんでしたが、それなりに成長し帰って来てくれてよかったと思います。
この一年間、コロナウイルスにより多くの人が影響を受け、世界中が大変なことになっている中、息子の留学中断は我慢せざるをえない程度かもしれません。今後このウイルスがどのように展開するかは分かりませんが、一日も早く収束し世界的に
人々の移動が可能になって欲しいと思います。息子はコロナ禍が収まったら留学に再挑戦すると言っていますので、親としては早く夢が叶う日が来ることを望んでいます。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方には大変お世話になり有難うございました。これからの金光学園のますますのご発展をお祈りいたします。
全てのご縁に感謝。
金光学園だから得られた宝物
保護者 N.W
息子が金光学園に入学してから6年。
振り返ると、あっという間の6年間でしたが、息子は確実に成長致しました。
小学校の頃、6人一クラスで男子は2人しかおらず、中学で沢山の同級生に囲まれる事を心配しましたが、私の心配もよそに先生方や多くの仲間に支えられ、本当に毎日が有意義で充実した生活を送ることできました。
「学校が楽しい!」と笑顔で伸び伸び過ごせました。ほんわかとした性格で、基本的に穏やかなタイプなのに、中学では生徒会長に立候補してみたり、ほつま祭で演技をしたり。忘れもしない高校2年生では、探究活動で、担当の三宅範行先生のご指導の下、岡山イノベーションコンテストで大きな舞台に立ち、堂々とプレゼンテーションをした姿を見て驚き涙が止まりませんでした。コンテストでは大賞をとり、後日「ビジネスプラン・グランプリ」では、東京大学にてプレゼンをし、審査委員特別賞を受賞。息子が自分の進みたい道を見つけ、将来について夢を、自信を持った瞬間でした。金光学園だったからこそ得られた宝物です。
校長先生をはじめとする諸先生方、保護者の皆様、息子の成長に携わって下さった沢山の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。金光学園の益々のご発展をお祈り申し上げます。
親として成長させていただいた6年間
保護者 N.K
振り返るとあっという間の6年間でした。
同級生が10名ほどの小さな小学校から一気に同級生が180名ほどに増え、うれしい反面、戸惑いや不安がとても大きかったと思います。それを支えて下さった先生方、同級生の子たちには本当に感謝しています。
入学式時には新入生願いの言葉を壇上で読み上げさせていただきました。親の方が緊張したこと、つい昨日のように思い出されます。中学2年の山の学習でのホテル泊や、中学3年生の修学旅行では古宇利島に民泊。学園初の試みを経験させていただいたこと、とても大切な思い出として心に残っています。
中学生の時は野球部に所属し、先輩卒部後はキャプテンに選んでいただきました。慣れないながらも立派にリーダーシップをとっていた姿、とても誇らしく見ていました。卒部時に後輩が書いてくれた寄せ書きを読み返すと、とても慕われていたんだなと感じることができます。
また、グローバル教育に力を注いでおられる学園ならではの行事の中から、イギリス短期語学研修、台湾グローバル研修に参加させていただきました。そこでしか得らない貴重な体験、出会いがありました。
高校生になって、西日本豪雨災害、新型コロナウイルス流行。今まで経験したことのない災害や見えないウイルスという恐怖や不安と戦いながら日々を過ごしています。
一斉休校となった昨年の春、学園はいち早くオンライン授業を取り入れて下さいました。慣れないパソコン操作の先生もおられたと思います。先生方のご苦労を思い返すと今も胸が熱くなります。
進路では、息子の進むべき道を優しく明るく灯して下さった先生、まるでのように真剣に向き合い考えて下さった先生。
これから進む道がどのような道になるのかまだ分かりませんが、息子ならどんな道でも夢に向かってひたむきに力強く進んでいくことと思っています。
中高6年間という多感な年頃の息子を、時には厳しく時にはそれを包み込むほどの優しさでご指導して下さった学園の先生方には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今後の金光学園のますますのご発展をご祈念申し上げます。
SCHEDULE
年間スケジュール

金光学園の沿革
金光学園の沿革
年号
沿革
明治27年(1894)
金光教教師育成の目的をもって、「神道金光教会学問所」を設立。
初代校長 佐藤 範雄
明治30年(1897)
校名を「神道金光教会学問所中学部」と改称。
修業年限を4カ年とし、地方一般の子弟を対象とした「正科」と、金光教教師志望者のための教育を行う「本科」の二部に分けて授業を開始。

明治31年(1898)
校名を「金光中学」と改称。
明治38年(1905)
木綿崎山麓に新校舎落成。文部大臣の認可を得て、校名を「私立金光中学校」と改称。

昭和22年(1947)
戦後の学制改革により、新制中学校設立。
校名を「私立岡山県金光中学校」と改称。
昭和23年(1948)
新学制による「金光高等学校」を設立。普通科を置く。中学校に女子を入れる。
法人名を「財団法人金光学園」と改称。
昭和24年(1949)
金光幼稚園、金光家庭塾(昭和31年廃止)を金光学園の傘下に。
校名を「金光学園中学校」「金光学園高等学校」と改称。

昭和26年(1951)
「学校法人金光学園」を設立。
昭和29年(1954)
7年の年月をかけて現在の占見新田に校舎移築・新築。創立60年記念式を挙行。

昭和54年(1979)
鉄筋校舎(中学棟・高校棟・本館・特別教室棟)の建設を開始。

昭和63年(1988)
ほつま体育館完成。

平成6年(1994)
創立100年を記念して「ほつま記念ホール」と茶室「碧水庵」完成。


平成6年(1994)
創立110年を記念して、校内インターネットLAN敷設、補助グラン
ドの新設、中学棟、ほつま体育館の改修等を実施。

平成21年(2009)
創立115年を記念し、中学棟普通教室等の改修、中学棟南グランドの芝生化、高校棟1階トイレの改修、記念講堂改修を実施。

平成26年(2014)
創立120年を記念し、1学年(240名)が受講できる「大講義室」を有する120(イチニーマル)記念館が完成。あわせて高校棟、中学棟(~平成27年度(2015))の耐震工事を実施。


現在
教職員総数 124名
教職員総 1,205名 中学生 15クラス/554名 高校生 20クラス/651名(留学生1名を含む)
高校卒業者 18,230名(旧中学校を含めると 22,676名)
学園歌・応援歌
学園歌・応援歌

学園歌を聞きたい方はこちら(音がでます)

応援歌を聞きたい方はこちら(音がでます)






金光学園は金光教の教えをもとに設立されています。
修学旅行や学校行事などで、旅の安全や学習の充実を願って金光教本部に参拝することがありますが、金光教への入信を義務づけたり、強要したりすることはありません。